2024年度のサンエス環境レポートを報告いたします。

サンエス株式会社環境レポート2024

2024年1月~12月のサンエス環境レポートを作成しました。本年度は今まで協力工場だった会社を自社で運営するようになり、その分の電気使用量が増えることになりましたが、一方でLPGの使用量が減ったため、全体での二酸化炭素排出量は減少しました。しかしながら加工機械の老朽化などのため、不良品の発生率が上がってしまったことは残念でした。

今後も環境に配慮した生産活動を続けて行きますので、ご愛顧のほどお願い申し上げます。

「金融セミナー」を受講しました

従業員への福利厚生の一環として、金融機関の方を講師に招き、毎年恒例の金融セミナーを実施しました。 人生100年時代の今、働く世代すべての方にとって「人生計画=ライフプランニング」が必要不可欠となっています。 本社と日用工場と合わせて約15名が参加しました。これからの人生に必要な金額を知るために各個人がスマートフォンを用いシュミレーションを行いました。それぞれ違うライフプランニングをそれぞれが考えることができた講習会になったと思います。

AED(自動体外式除細動器)を設置/避難訓練を行いました

本社工場と日用工場に「AED(自動体外式除細動器)」を設置しました。突然の心停止から救命するためにできることは119番通報、胸骨圧迫(心臓マッサージ)そしてAEDによる電気ショックです。AEDは救急隊が到着するまでの間「命を救う」とても大切な役割を担います。
設置にあたり、事務所玄関にAEDロゴマークのステッカーを貼り、社内のほか、地域住民の方にも設置場所の発信を行いました。

また11月12日に毎年行っている「避難訓練」を実施しました。訓練用の非常ベルが鳴った後速やかに全員出荷場に避難を完了しました。
社長より、9月に能登地方豪雨災害が発生、昨年も市内で河川の氾濫が発生したなど、全国各地で台風や豪雨による浸水被害が多発していることに触れ、自宅でできる浸水対策やハザードマップの利用などの重要性についての話がありました。

その後、AED講習会を行い、まずは心停止後1分経過ごとに助かる確率が1割減っていくことや、現在も毎日一人はAEDで命を救われているなどの事例をお聞きしました。その後実際に救助訓練用人形を使って、胸骨圧迫(心臓マッサージ)とAEDを装着する手順を学びました。

人命を救う行動はなかなか勇気がいることですが、今回AEDを訓練し体験したことでいざという時に行動できるようになる、そういう気持ちを持たせてくれる講習会になりました。

安全衛生委員会を発足させました。

これまでも弊社製造部で自主的に工場内の安全パトロールを実施していました
が、より「安全衛生」を強化するため、8月21日(水)に「安全衛生委員会」を
発足させました。

弊社は従業員数50人未満ですので、法令上安全衛生委員会を設ける義務は
ありませんが、従業員がより「安全」でかつ「健康」に仕事に従事できるよう、
毎月1回経営陣および管理職と、現場の若手社員がペアとなり、
「安全衛生パトロール」を実施して、工場内の安全確認や、作業環境の改善など
を今まで以上にチェックしていきます。

そしてその活動内容は毎月開催する委員会で審議し、その議事録も従業員
全員に周知して、会社全体で「安全衛生」の強化に取り組んでいきたいと思います。

(社長と、8年目社員で倉庫の安全衛生パトロール中)

弊社会長 鈴木英俊 お別れの会 開催

弊社会長 鈴木英俊 令和6年5月24日 享年86歳にて逝去いたしました。生前のご厚誼に対し深く感謝申し上げます。

密葬の儀は近親者のみで相済ませ、「お別れの会」を令和6年6月28日にセレモニーホール斎苑小松本館にて執り行ました。県内外から個人と親交がありました東レ株式会社代表取締役社長大矢光雄様をはじめとする取引先関係や、友人関係、自衛隊関係など、約300名の方にご参列いただきました。誠にありがとうございました。

故人は、先代の時代の衣料用撚糸の下請け業から、産業資材用繊維や縫糸の自販業に業容を大変換させ、今日の弊社の基礎を築いたまさに中興の祖でありました。

故人が心血を注いだサンエス株式会社をさらに発展拡大し、永続させることが残された我々一同の責務であり唯一の恩返しであるとここにお誓い申し上げます。どうか今後とも今まで以上に弊社に対しご指導・ご愛顧の程お願い申し上げます。

かがやき健康企業宣言

全国健康保険協会が働きかける「かがやき健康企業宣言」にエントリーしました。当社は健康診断の受診率100%はもとより、市町村が実施する「がん検診」の個別受診費用を会社が全額補助しています。また、今年度より付加健診の受診対象年齢が拡大されるなど、より健康に関する意識が高まっています。

「社員の健康が会社を元気にする!」を信念に、より社員の健康増進に関する取り組みに力を入れいきいきとした元気な職場づくりに努めていきたいと考えております。

SDGs宣言しました。

本年2月1日に弊社もSDGs宣言いたしましたが、その内容が市のWEBサイトに登録されました。

https://www.city.komatsu.lg.jp/soshiki/1021/oshirase/10055.html

弊社の特長的な取り組みといたしましては、通常繊維製品に色を付ける場合、染色工程にて着色いたしますが、この染色工程においては着色時には水に染料を溶かし、その後何回もすすぎをするために大量の水を使用し、かつ熱を掛けて加工するので熱エネルギーも使用し、当然ながら二酸化炭素の排出も多く発生します。弊社は糸に樹脂をコーティングする技術を得意としておりますが、その工程にて着色した樹脂を使用することで染色工程を省き、水の節約と二酸化炭素の発生の抑止を行っております。

これからも未来に向けて少しでも地球環境を良くするために、出来る事をやって行きたいと思いますので、引き続きのご愛顧の程、お願い申し上げます。

 

 

2023年度サンエス株式会社環境レポートを公開しました。

2023年度の環境レポートを公開いたします。

サンエス株式会社環境レポート2023

2023年度は生産量の減少に伴い電力使用量や重油使用量が大幅に減少し、生産量1kg当たりの使用量も目標達成、全体では2022年対比15%以上となる大幅なCO2削減をすることができました。
反面、ロスや廃棄物の発生が増えてしまいました。ロス削減活動があまり進展しなかったことが要因ですが、廃棄物については5S活動の推進のために思い切って使わないものを大幅に廃棄したことも一因となっております。
今後とも環境配慮型の製品設計を重視しつつも弊社の強みの一つでもある水系以外の樹脂による糸加工もバランスよく行い、お取引先様のニーズに十分応えられるよう業務を進めたい所存です。
よろしくお引き立ての程お願い申し上げます。

「使用済み切手」を小松商工会議所へ送りました

弊社が所属する小松商工会議所の事業として、「使用済み切手」「書き損じはがき」を回収し開発途上国の子供たちの生命と健康を守るためのボランティア活動を支援している収集団体へ送っております。

そこで当社も昨年より回収の取り組みを始め、この1年間に届いた郵便物の切手を切り取った結果、約110g分が溜まりました。

ごくわずかな量ですが、今まで捨ててしまっていたものが国際協力に繋がることを考えますとこれからもこの回収作業を続けて少しでも支援に貢献していきたいと思っています。

能登半島大地震

令和6年元旦の能登半島大地震は主に北陸地方の広範囲にわたって甚大な被害をもたらし、発災から一か月が経過した今も、多くの方々が日常生活を取り戻せていない状況です。被害に遭われた皆様に、お見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。

幸いにして弊社は震源地から離れていることもあり、特に大きな被害もなく、また電気水道や交通についても問題なく、通常営業ができております。ただ、同じ石川県に所在するということで各方面からご心配いただいており、この場をお借りして御礼申し上げます。

つい先日、見慣れないお名前の方から一通の封書が届きました。弊社の取引先がほとんどない県外の住所からで、訝しく思っていたのですが、弊社の会長に封筒の表書きを見せたところ、約55年ほど前に県外から集団就職で弊社に勤めていた方からのものとわかりました。中を開けてみるとやはり「その昔サンエスで働いていた者です、大変ご無沙汰しており申し訳ない、能登半島地震の被害をテレビで見て、取るも取りあえず手紙を書きました。困っていることはないですか、不自由な事はないですか。沢山は送れませんが、例えばティッシュや水などはこちらで買って送ります」などなど綴られておりました。その方は結婚を機に故郷に帰られたそうですが、よく思い出していただいたものだなぁと感動し、また大変ありがたいお申し出に感激いたしました。

早速、幸い弊社は地震被害がなく、通常通り生活している旨のお返事を書かせていただきました。またいただいたお手紙は社内に掲示して社員にも読んでもらいました。

送られてきた手紙には、その方が弊社で働いていた時の写真も同封されておりました。まだ可愛かった私も写っておりました。