令和6年元旦の能登半島大地震は主に北陸地方の広範囲にわたって甚大な被害をもたらし、発災から一か月が経過した今も、多くの方々が日常生活を取り戻せていない状況です。被害に遭われた皆様に、お見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
幸いにして弊社は震源地から離れていることもあり、特に大きな被害もなく、また電気水道や交通についても問題なく、通常営業ができております。ただ、同じ石川県に所在するということで各方面からご心配いただいており、この場をお借りして御礼申し上げます。
つい先日、見慣れないお名前の方から一通の封書が届きました。弊社の取引先がほとんどない県外の住所からで、訝しく思っていたのですが、弊社の会長に封筒の表書きを見せたところ、約55年ほど前に県外から集団就職で弊社に勤めていた方からのものとわかりました。中を開けてみるとやはり「その昔サンエスで働いていた者です、大変ご無沙汰しており申し訳ない、能登半島地震の被害をテレビで見て、取るも取りあえず手紙を書きました。困っていることはないですか、不自由な事はないですか。沢山は送れませんが、例えばティッシュや水などはこちらで買って送ります」などなど綴られておりました。その方は結婚を機に故郷に帰られたそうですが、よく思い出していただいたものだなぁと感動し、また大変ありがたいお申し出に感激いたしました。
早速、幸い弊社は地震被害がなく、通常通り生活している旨のお返事を書かせていただきました。またいただいたお手紙は社内に掲示して社員にも読んでもらいました。
送られてきた手紙には、その方が弊社で働いていた時の写真も同封されておりました。まだ可愛かった私も写っておりました。